夫の帰りも遅い日

夫の買い物についても同様である。男性も、この際ゴルフの道具をなどと考えている人もあろう。第四に、愉しい思い出多い旅にしようと、お互いに心掛け、日頃は口にしたことのない甘い言葉もかけ合うようにしよう。相手を褒めながら旅をする心掛けが大切であると思う。そうすれば、どんな裂も、夫との旅が最高だときっと思うことであろう。旅行だけでなく、人生は旅である。「旅」という日常から離れたところで、お互いを尊重しあい、頼りあうくせをつけて、旅から帰った後も二人で過ごす時聞に慣れることが大切であろう。子供のいない夫婦に学ぶ夫と妻の聞に流れる甘いムード私の周りには、何組もの子供のいない夫婦がいる。どの夫婦も、結婚して何十年たっていても夫婦の問に何か甘いやさしいムlドがあって、私は会う度に、ハッとするような気持ちで反省させられる。夫の職場の同僚の中にもそういう夫婦が何組かいる。子さんは、お姑さんと一緒に暮らしていて、そちらの方の苦労もいろいろあるだろうに、こぼし話もさらりとしていて「困っちゃうのよね」と、若い娘さんが恥ずかしそうに話すようなムドがある。夫の帰りも遅い日が多くて本当に大変と言っているのに、大変さが感じられない。子供がいないから、夫の方も客を招きやすいのであろう。土眼目から日限日にかけて、若い人たちを家に述れてきて泊まりがけでマジャγをすることなどもあるという。「おにぎりとお茶だけ用意して寝てしまうの」と、口先ではすげなくしているように言うが、それをあまりいやがっている雰閤気はない。夫の方も、突然客を連れて帰っても、何とかしてくれるという姿の愛情に甘えている様子が見える。子供がいないということは、夫も妥に甘えやすいのだろうか。お互いに自分一人が独占しているところがある。妻の方も、そういう夫を、「因るのよね」と言いながら楽しんでいるのであろう。子供がいる家でも、こういう場合もないわけではないが、赤ん坊を育てている時代は、夫の方も客を連れて帰ることを遠慮するし、妻の方も子供を理由に、夫の突然の客を断わるのが当然であると思うところがある。子供だけに気を取られず、夫が実に甘えやすいような部分を見せなくてはいけないのだろう。もう一組のさん夫妻は、委の方も仕事を持っている。ある時、夫といっしょにさんの家に伺ったことがあった。当時、私の家では、娘がまだ小さくて、家の中も、こぎれいに片付いてはいなかったから、私は、さんのお宅のきわやかなたたずまいに心が洗われるようなすがすがしさを感じた。